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チュートリアル&ヒント
April 04
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すばらしい桜の撮影が今までになく簡単に
桜のはかない美。春風とともに舞う繊細なピンク色。
わたしの詩はあまり良い出来栄えではないかもしれませんが、桜は何世紀にもわたって芸術家たちにインスピレーションを与えてきました。
日本では、はかない桜の開花はお祝いムードを生み出します。公園では、大勢の家族や仕事仲間が桜の木の下で花見をします。豪華な着物や浴衣がシンプルな冬服に取って代わり、機材を手にした写真家がつかの間の美しい風景を永遠に記録します。
私は20年近く日本に住んでいます。桜を見に出かけて撮影することにいつも喜びを感じます。ここでは、撮影場所でより良い写真を撮影する方法と、Luminarを使って写真を改善する方法に関するヒントをご紹介します。
出かける場所
日本には桜の名所がたくさんあります。富士山、京都の哲学の道、おそらく最も有名な場所として姫路城など、日本を象徴する場所が例として挙げられます。東京の中心部では、公園である新宿御苑に大勢の人が集まります。桜の木は日本全土に広がっており、桜が近くにないということはほとんどありません。
桜の開花は世界中で祝われています(ただし、その盛り上がりは日本ほどではありません)。有名な桜の名所としてはバンクーバー、ワシントンD.C.、スペインのヘルテの谷などが知られています。地元の公園、植物園、Googleなどで地元の状況を確認してみてください。
キャプション:日本で最も美しい城といわれる姫路城
出かける時期
桜は数日間しか咲かないので、訪れる時期をよく考慮しなければなりません。あまりにも早く到着すると桜の芽しか見ることはできず、数日遅れて到着すると花びらは地面に散ってしまっています。一般的な時期は地域の気候によって決定され、具体的な時期は直前の気象の影響を受けます。日本では、桜前線は温暖な南の地域から始まり、少しずつ北上して行きます。わたしが住んでいる沖縄では1月中旬に花が咲き始め、京都や東京では4月初旬、北海道では5月中旬に桜が咲きます。わずか数日だけタイミングを逃した場合であれば、対応策あります。
早すぎる場合。桜の木が早く咲く都市環境では、暖かい空気が滞留するスポットを探します。
遅すぎる場合。標高の高い場所に移動します。丘の気温は低いため、桜の開花も遅くなります。そのため、京都の桜が消えた場合は、近くの吉野に向かいます。
キャプション:沖縄の桜は1月中旬に咲き、花の色は日本本土の桜よりも暗いピンク色です。
ショットを変更
さまざまな種類の画像を撮影するようにしましょう。近くに寄って花のディテールを表示し、後ろに引いて大きな全体図を明らかにし、風景に合った花を撮影しましょう。後で選択肢を増やせるよう、人を含む写真と人を含まない写真の両方を撮影します。花見に特有の様子を捉えることができるかどうかが特に重要です(この記事のために、着物を着た妻のユキの画像を選びましたが、集団の花見、弁当箱、スターバックスの桜のタンブラーもストーリーの一部を物語っています)。
キャプション:京都の寺社を巡るユキ
マクロレンズを使用するとひとつの花に焦点を当てることができますが、ほとんどのレンズでも花の木々を撮影するのに十分な距離に近づくことができます。マクロレンズで接近する場合は、被写界深度が非常に浅くなることに注意してください。焦点を正確に合わせる必要があります。
50mmマクロレンズで撮影した日本本土の桜。
お楽しみください
当然のことかもしれませんが、有名な桜の香りをかぎ忘れないようしてください。花びらや天候が完璧でなくても心配はありません。装備が不足していて、写真にピンとこない場合でも気にすることはありません。桜はわたしたちに人生のはかなさを思い起こさせてくれます。その一瞬を楽しみましょう。
Luminarで編集
明るさをキープ
露出が少し足りなかったのか、ハイライトを維持していたのか、ときどき写真が暗くなりすぎることがあります。桜の写真でわたしが求めているのは物憂げな様子ではないので、Luminarを使って写真を明るくします。わたしは普段RAWで撮影しているので、RAW現像フィルターを使用してファイルのダイナミックレンジを最大限に活用することができます。
このショットでは露出を増やしてハイライトを下げることで、着物のディテールを損なわないようにしました。それから、クローン&スタンプツールを使って、ユキの顎の傷と左下の人物を取り除きました。
新しいことに挑戦
この次のショットでは編集で少し冒険して、Luminar専用の太陽光線フィルターを試してみることにしました。フィルターを選んで太陽の位置を調整したので、太陽はフレームの外になりました。それから、長さ、暖かさ、光線の見え方など、フィルターのさまざまな属性を変更しました。最後に、気温スライダーを右に動かして全体の暖かさを調整しました。
ユキのこのポートレイトでは、消しゴムツールとクローン&スタンプツールを使用して、スキンをわずかにレタッチしました。RAW現像ツールで画像を明るくしてから、再度を少し上げました。次に、LUTマッピングフィルターを調整してみました。LUTの量を50%に設定して、他のオプションで表示しました。「北京」はポップでおもしろく、「天才」はメローでかわいい雰囲気で、「マンハッタン」は画像にすてきな暖かみをもたらしました。どれが正しくてどれが間違っているということはありません。好みに応じて変更することができます。
Luminarは非常に豊富な種類のフィルターを用意しており、その組み合わせはほとんど無限です。あなたの画像を花開かせるための新しい可能性をいつでも見つけることができます。