このレッスンではAurora HDRでのパワフルなプリセットの作成、使用、修正の仕方を短い時間で読んでいきます。

もしあなたがMacphunのすばらしい写真編集ツールのラインナップを初めて見ているとすると、いくつのプリセットがすでにインストールされているかや、それらがどれほどパワフルなものか分からないかもしれません!プリセットはソフトウェアの中にある編集コントロールの1つもしくは多くから成る編集の説明のセットが含まれたソフトウェアのいわゆる「ボタン」です。すごいのは、簡単な1クリックでこれらの「全て」の編集指示を写真に適用できること。たちまちあなたの写真は全く新しいものになり、あなたがそのためにしたことといえばボタンをクリックしただけ。これを簡単ボタンと呼んでいます。

これでボタンを1回押すだけで写真を仕上げることができますが、最後の仕上げをコントロールするためにプリセットが適用された後にカスタマイズを加えることをお勧めします。(もちろん、その写真に満足ならその必要はありません。)これがAurora HDRの強みです。まずはプリセットを使ってみて、それからレイヤーやブラシの効果を厳選して適用させてみましょう。速くて簡単ですがとてもパワフルです。プリセットはたくさんの写真に同じ効果を繰り返すときにも便利です。こうすればいちいち自分がそれぞれの写真にどんな効果を適用させたかを覚えている必要はありません。

にある他のいくつかのアプリケーションで、Aurora HDRにすでにインストールされている(とてつもなくパワフルな)多くのプリセットは写真編集を始めるにぴったりなスタート地点です。いいインスピレーションを探してスクロールしてみたり、クイックプレビューで様々なルックを発掘してみてください。これらの方法で時間が節約できるので、想像力をフル回転させましょう、新しいプリセットは常に更新されていきます!

他にも自分でプリセットを作って繰り返し使ったり友達と共有できるというすばらしい特徴もあります。そうです、Aurora HDR内に次に編集するときに使えるように自分で作ったプリセットを保存しておけるのです。繰り返し作りたい「カスタムルック」があれば、そのプリセットを作っておいて後戻りする時間を節約できます。

このレッスンでは、みなさんが最高傑作を作れるようにプリセットの使用、作成、修正、保存、エクスポート、インポートの仕方を紹介していきます。

Aurora HDRで画像を開いたら、スクリーンの下の右にあるあらかじめインストールされているプリセットを配置できます。「PRESETS」と書かれた青緑色のボタンをクリックします。
以下の画像はリアリスティックのカテゴリー内のいくつかのプリセットを紹介しています。

クリックすると、フィルムストリップがAurora HDRの底に開きカテゴリーで以前使われたもしくは現在使われているプリセットが表示されます。ドロップダウンメニューを選択すると、いくつかのオプションのリストが表示され、(AuroraのBasicかProバージョンどちらを持っているかによって変わります)こちらから選択できます:

  • ベーシック - このプリセットはほとんどの画像に適していてリアリスティックからヘビリーディーテールに及ぶ範囲の効果が利用できます
  • リアリスティック - より写実的な表現にしたい場合はバランスドからブライト、ディテールからドリーミーの効果が利用できます
  • ドラマティック - 定型化された写真のためのプリセットでディサチュレテッドからムーディ、ハイリーカラフルからドラマティックの効果が利用できます
  • ランドスケープ -自然や風景にぴったり、ハイリーディーテールでリアリスティックからブライトまでのルックを提供しています
  • インドア - 屋内や不動産の写真などを最も効果的にするように作られており、バランスのいいライトと明瞭さを提供しています
  • アーキテクチャー - 街の風景や建物、橋などの市街地の微調整に使われ、これらのプリセットはドラマティックとディテールからブライトとバランスドとブライトの強制オプションですが、それでも少し荒れてしまいます
  • トレイのプリセット – Proバージョンで利用可能で、いくつかのダイナミックでクリエイティブな演出を提供します
  • Favorites - 自分が「お気に入り」として保存したプリセットのリストで、編集するたびに複数のカテゴリーをまたいで探す必要のないようお気に入りのプリセットを一つのフォルダーにまとめる近道です
  • ユーザー - ユーザーが作成したプリセットのリストです
  • オール - ざっと目を通すには完璧なアルファベット順に並んだすべてのプリセットです
  • さらにプリセットをゲット - プリセットが無料でダウンロードできるボーナスパック

Aurora HDRを使い始めると、FavoritesとUser sectionsが空なのに気がつくはずですが、心配はありません!直すのは簡単。プリセットを使えば使うほど、お気に入りのものやよく使うものが見つかります。自分の好みがわかり始めるのでそれらを繰り返し使うようになります。自分のスタイルとクリエイティブなビジョンにぴったり合うものが見つかるでしょう。それらがFavoritesになります。

それらをFavoritesに追加するには、それぞれのプリセットのサムネイル右の上にある「スター」アイコン(フィルムストリップ内に見える時)をクリックします。これで黄色になり、Favoritesカテゴリーに追加できます。プリセットカテゴリーのメニューに戻る時、Favoritesをクリックすると追加されたものを見ることができます。元のカテゴリーから失くなることはなく、Favoritesのカテゴリーと重複しています。「スター」を再度クリックすることでFavoritesから取り除くことができますが、もちろんプリセット自体は削除されず「オール」カテゴリーと「ホーム」カテゴリーに保存されます。

違うプリセットを試してみることを強くお勧めします。たとえ自分のテイストに合わなくても、たくさんの種類があるのでその中から気に入ったものを見つけることができます。意外なものを気に入ることもあるかもしれません。新しいクリエイティブな道に導いてくれるプリセットを見つけることもあるでしょう。違うカテゴリーをクリックしてどんなものがあるか覗いてみて、違う画像でも試してみましょう。2つの違った画像に同じプリセットを使用した時の違いに驚くことでしょう。

これは自分の写真へのクリエイティブなビジョンを探すのにいい方法でもあります。まさか自分が試すとは思っていなかったようないつもとはまったく違った新しいものが見つかるかもしれません。ドリーミーでムーディな景色や街の風景が作れるかもしれません。オプションは無限大で、さまざまなプリセットを試してみることがインスパイアされるための一番の方法です。1回のクリックで全てが始まり、一枚の画像で全く新しいクリエイティブな道を見つけることもあり、それは楽しくわくわくして、さらに勉強にもなります。

以下にドラマティックのプリセットカテゴリーから何点かお手本があるのでチェックしてみましょう。

カスタム

先にも出ていたように、プリセットはソフトウェア内にすでにあるコントロールから作られています。プリセットがすばらしいスタート地点になる一方で、それがだいたいはただのスタート地点に過ぎません。多くのプロがAurora HDRで編集を始めるのにプリセットを使いますが、その後は画像をカスタマイズしていきます。選ばれたプリセットはあなたをクリエイティブな旅に送り出してくれ、写真へのあなたのビジョンを満たしていくように微調整をしていきます。
とても楽しい旅です!

プリセットを選択し、フィルムストリップ内でクリックすると、自動的に画像に適用されます。これらのフィルムストリッププレビューで素晴らしいのが小さなプレビューウィンドウ内に不透明スライダーが組み込まれているということです。あるプリセットが気に入り、でも自分のテイストには少し強すぎるという時、この不透明スライダーが活躍してくれます。

プリセットが選択され、フィルムストリップがまだ見えている状態で、フィルムストリップ内のプレビューにマウスのカーソルを合わせるとスライダーが見えます。プリセットは100%で画像に自動的に適用されますが、左へドラッグすると不透明スライダーを減少させることができます。これはプリセットの違ったグラデーションや強度を試すのにいい方法です。不透明度を減らすことで(左にドラッグする)プリセットの量が減少します。スライダーをドラッグすると、スクリーンの大きな画像にリアルタイムで調節されます。

多くの写真家はプリセットを適用させるたびに不透明度を調節します。それによって写真の編集を完成させるときに必要な多くの視覚的情報を得ることができます。それが実験の楽しい部分なのです。

これはドラマティックカテゴリーで画像に適用されたLate Fallプリセットですが、フィルムストリップ内に注目すると不透明スライダーが左に動かされ、それによって画像全体の編集の強度が減少しています。

プリセットを決定したら、再び青緑色のPresetsボタンをクリックしフィルムストリップを見えないようにし画像にもっとスクリーンのスペースを与えます。ここでプリセットの微調整に入ります。

右のスライドバーの調節パネルに気付くと思いますが、これはすべての画像コントロールが生きてくるところでカテゴリーごとに整理されています。選択されたプリセットを作成するのに使われたコントロールはゴールドで強調され、使われなかったコントロールは白のままになります。これで(a)そのコントロールをクリックして設定を見ることでプリセットが作られるということを学び、(b)その写真の自分のテイストやビジョンによく合うようにそれぞれのコントロールを修正することができます。

コントロールを修正するにはそのセクションをクリックするとドロップダウンメニューが出ます。そこで自分の画像に何がすでに適用されているかが確認できます。スライダーを左か右に動かすと、効果を減らしたり増やしたりカスタマイズができます。それぞれのコントロールカテゴリーに強調されたオレンジのボタンがあります。それをクリックすると現在の画像からコントロールをオフにします。この方法でそれぞれのコントロールのビフォアアフターを比べることができます。もう一度クリックするとオンに戻ります。その他には丸い模様の中でやじるしのペアに気づくと思います。これはコントロールのリセットボタンなのでクリックするとコントロールメニュー内の調節すべてがゼロにリセットされます

では練習して、試して実際に学んでいきましょう。右手のパネル内のさまざまなツールメニューで修正設定を練習します。トーン、ストラクチャ、カラーなどを開き、いろいろ動かしながら自分の画像にどのような効果が適用されるのかに慣れていきましょう。実際にやってみることは何かを学ぶのには最適な方法です。

以下はさまざまなプリセットがカスタマイズされたお手本です。

自分のプリセットを保存するのは驚くほど簡単です!写真の調節が終わったら、青緑色のPresetsボタンの横にある「+」ボタンをクリックするとその設定がプリセットとして保存されます。プリセットに覚えておける名前をつけ、青色の「Create New Preset」ボタンをクリックします。すると新しいカスタムプリセットがUser Presetsカテゴリーに現れます。

カスタムプリセットにマウスを持ってきて右クリック(Cntrlクリック)をすると、追加された特徴付きでポップアップメニューが出て、自分のプリセットをエクスポートして他の人と共有できるようになります:

  • ファインダーに表示 -ファインダーを開け選択されているプリセットファイルの位置を表示
  • 消去 - 現在のユーザーのプリセットを消去します
  • 名前の変更 - 現在のプリセットの名前を変更します
  • エクスポート - 現在のプリセットファイルを選択した別の場所に保存します
  • 現在の設定を更新するSettings - スライダーの現在の状態を使ってプリセットを書き直し、新しく作成することなくプリセットの微調整が簡単にできます!

友達からの新しいプリセットをインポートするのには(または自分のプリセットを共有するのには)、ファイルメニューの「ファインダーに表示」オプションを使いプリセットフォルダーを開きます。ファインダー内で、この位置にプリセットをコピー/ペーストします。新しいプリセットを追加すると、自動的にUser Presetsカテゴリーに追加されます。

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以下のリンクで 前回のレッスン
をチェック:

レッスン 1: HDR フォトグラフィーの基本
レッスン 2: ブラケット写真をマージする
レッスン3: 三脚vs手持ち

レッスン 4: HDR 用の露出撮影

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HDR チュートリアル - レッスン5ーAurora HDRのプリセット 現実的な写真から超現実的な写真へ | Skylum Blog(2)

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